電子タバコは喫煙所で吸える?VAPEを吸うマナーと場所まとめ

更新日 : 2022/7/26

2020年4月に施行された改正健康増進法によって、飲食店を始めとした屋内施設では禁煙化・分煙化が進んでおり、愛煙家の中には肩身の狭い思いをしている方も少なくありません。

そこで紙巻きタバコから電子タバコ(VAPE)に乗り換える方も増えていますが、電子タバコ(VAPE)は改正健康増進法の対象に含まれるのでしょうか?

今回は、電子タバコ(VAPE)を吸える場所はどこなのかという点や、喫煙所などで吸う場合のマナーについてご紹介していきたいと思います。

電子タバコ(VAPE)は改正健康増進法の対象?


改正健康増進法の施行によって店内で喫煙できる飲食店の数が減っており、普段からタバコを吸う人にとってはお店探しに困ってしまうことも多いのではないでしょうか?

最近では、紙巻きタバコから加熱式タバコに乗り換えたという方や禁煙目的で電子タバコ(VAPE)を購入したという方も少なくありません。

まずは、改正健康増進法がどういった法律なのか簡単に解説しながら、電子タバコ(VAPE)が改正健康増進法の対象なのかどうかといった点についてお話していきます。

そもそも改正健康増進法って何?

今回の改正により新たに受動喫煙防止対策が義務化され、飲食店に限らずカラオケ店やオフィスなど屋内での喫煙が規制される運びとなりました。

健康増進法が改正された趣旨としては、大きく分けると以下の3つが挙げられます。

  1. 望まない受動喫煙をなくすこと
  2. 健康に対する影響が大きい子供や患者などに配慮すること
  3. 施設の類型・場所によって対策を実施すること

一般的な紙巻きタバコには、発ガン性のあるものなどたくさんの有害物質が含まれており、世界中で受動喫煙による健康被害が問題視されています。

本人がタバコを吸っていなくても一緒にいる人が吸っているタバコの煙を吸ってしまうことで、大きな健康被害のリスクがあるという点から今回の改正が実施されました。

店内喫煙可や喫煙ルームを設置するところも

改正健康増進法によって、具体的に義務化となった内容は以下です。

  • 屋内での喫煙は原則禁止
  • 20歳未満は従業員を含め喫煙エリアへの立ち入り禁止
  • 屋内で喫煙する場合は喫煙ルームの設置が必要
  • 喫煙ルームを示す標識の掲示をしなければならない

このように屋内では原則禁煙となっていますが、一部飲食店などでは分煙化や時間帯で全席禁煙とするところもあり、条件を満たしている飲食店に限っては店内喫煙可になる場合もあります。

店内で喫煙可能な店舗に関しては、店頭に「喫煙可能店」や「分煙」と記載されたステッカーが貼られているため、喫煙可能店を探す場合はそのステッカーを確認するか事前にお店に電話で尋ねるのが確実です。

電子タバコ(VAPE)は改正健康増進法の対象外

電子タバコ(VAPE)は、改正健康増進法の対象になるのかどうかという点ですが、結論から言うと電子タバコ(VAPE)は対象外になります。

今回の改正健康増進法はあくまで受動喫煙防止対策の義務化、つまりタバコの副流煙による喫煙者以外の方への健康被害を防ぐことが目的のため、煙が発生しない電子タバコ(VAPE)は対象外です。

iQOSやgloといった加熱式タバコも火を使わないため副流煙は発生しませんが、加熱式タバコから発生するエアロゾルによる健康被害がまだ明確になっていないこともあり、現時点では分煙している店舗に限り飲食店内での利用が可能となっています。

電子タバコ(VAPE)を吸える場所は?喫煙所以外でも可能?


改正健康増進法の対象外である電子タバコ(VAPE)ですが、それならどこでも吸うことができるのか気になるところです。

ここからは、電子タバコ(VAPE)を吸える場所はどこなのか、喫煙所以外でも喫煙可能なのかといった点についてお話していきます。

ルール上はどこで吸っても大丈夫

ここまでお話した通り電子タバコ(VAPE)は改正健康増進法の対象外のため、ルール上はどこで吸っても問題ありません。

改正健康増進法の受動喫煙防止対策は、副流煙が発生する紙巻きタバコや健康被害が不明確なエアロゾルを発生させる加熱式タバコが対象です。

つまり路上や一般的な喫煙所、飲食店の喫煙ルームでも電子タバコ(VAPE)を吸うことが可能です。
実際に東京都内のいくつかの地域では電子タバコの路上喫煙が認められています。

が、これはあくまでも改正健康増進法が定める内容を基にした場合の話ですのでモラル的に考えると話はまた違ってきます。

※地域によって路上喫煙のルールは異なります。タバコ、加熱式タバコ、電子タバコそれぞれでルールが異なりますので気になる方は一度調べてみると良いでしょう。

モラル的には場所を選んで吸うべき

日本で販売されている電子タバコ(VAPE)には、ニコチンやタールといった有害物質が含まれておらず副流煙も発生しないため、中には「害がないならどこで吸っても大丈夫でしょ?」と捉える方も少なくありません。

しかし、害がないとはいえ電子タバコ(VAPE)の特徴として「煙が大量に出る」「フレーバーによっては匂いが強い」といったものが挙げられますので、周囲の方の迷惑につながる可能性もあります。

また、普段からタバコを吸わない人から見れば電子タバコ(VAPE)も従来のタバコと同じと思われるケースも珍しくないため、周囲の迷惑にならないように場所を選んで吸うことが最低限のマナーです。

喫煙所や飲食店で電子タバコ(VAPE)を吸うときのマナー


紙巻きタバコに比べて害がほとんどないとされる電子タバコ(VAPE)ですが、やはり周囲への気遣いが求められるため吸える場所は限られてくるでしょう。

喫煙所や飲食店で吸う場合も最低限のマナーを守って吸う必要があるわけですが、具体的にどういったことに気をつければ良いのでしょうか?

電子タバコのマナー①控えめなフレーバーを選ぶ

電子タバコ(VAPE)がたくさんの方に愛される理由の1つとして、フルーツ系フレーバーやスイーツ系フレーバーなど豊富な香りを選べるという点が挙げられます。

中には香りがきついものやケミカルな香りがするものもあるため、喫煙可能な席を設けている飲食店ではできるだけ利用するのを控えたほうが良いでしょう。

電子タバコ(VAPE)に限らず、香りによっては料理の味を邪魔したり気分が悪くなったりするケースもあることから、「食事の場には香水は付けない」という方も少なくありません。

店内や人前で吸う場合は、控えめな香りのフレーバーを選ぶなどの配慮をすることをおすすめします。

電子タバコのマナー②爆煙ではないデバイスを使う

もう1つ電子タバコ(VAPE)の醍醐味としていわゆる爆煙という大量の煙を楽しめる点が挙げられますが、屋内の喫煙所や飲食店だと隣の人の顔に煙を浴びせることになるなど周囲に迷惑がかかる恐れがあるため注意が必要です。

デバイスによっては、煙の量を調節できるタイプのものや元々煙量が控えめのものもありますので、外出する際はそういったタイプの電子タバコ(VAPE)を選ぶと良いでしょう。

電子タバコのマナー③喫煙所や喫煙ルームなどを利用する

飲食店や商業施設などに設けられている屋内型の喫煙所は、基本的にスペースが狭いところも多く煙や香りが周囲の人に届きやすいです。

そのため「周りの目が気になる・他人に迷惑をかけたくない」という方は、できるだけ屋外に設置されている喫煙所を利用したほうが周囲に迷惑がかかりづらく、自分自身も気兼ねなく喫煙を楽しむことができるでしょう。

しかし、屋外で吸える場所となるとかなり限られてしまうため、屋内で吸いたい場合は喫煙席を設けている飲食店ではなく喫煙ルームを設置している飲食店を利用することをおすすめします。

喫煙者同士であればある程度煙や匂いに対して理解を持っている場合が多く、電子タバコ(VAPE)特有の甘い香りや煙の量でも迷惑に思われる可能性が低いです。

ただしこの場合も配慮として、上記でお話したように香りが控えめのフレーバーを選んだり煙の量を抑えたりするとより良いでしょう。

電子タバコ(VAPE)を吸える場所や喫煙マナーまとめ

今回は、電子タバコ(VAPE)は喫煙所で吸えるのかということや飲食店などで吸う場合のマナーなどについてお話しました。

受動喫煙による健康被害リスクの防止を目的とした健康増進法の改正案には、電子タバコ(VAPE)は含まれないためルール上はどこで吸っても問題ありません。

しかし、マナー面から考えると周囲に迷惑がかからないように喫煙することが大切ですので、路上や喫煙可能な飲食店の席などでは吸わないほうが良いでしょう。

もし喫煙所や喫煙可能な飲食店で吸いたくなった場合は、きつい香りがしないフレーバーを選んだり煙の量を控えめにしたりといった対策をしておくと安心です。

更新日 : 2022/7/26

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